みるさく雑記

5世代ポケモンプレーヤー

【単体考察】環境メタ型両刀ガルーラ【ポケモンORAS】

こんにちは。みるさくです。

 

今回は、環境にメタを張ることに重点を置いたガルーラについて考察します。まず、両刀ガルーラを考えるに至った発端はPGLでのランドロスの使用率が全てのバトルでは3位、シングルでは5位(どちらも2015/6/13 9:00現在のデータ)と最近になって台頭し始めて来たという話を聞いたことによります。

 

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他にも新たにゴツゴツメットジャローダの流行(ゴツメジャローダの調整:マイガキ。さんのブログ→【シングル】 ゴツメジャローダについて - マイガキ。ポケモンORAS。レート2000。)などがあり、物理型ガルーラにとっては逆風になりました。そこでガルーラメタが激化すればするほどメタメタ型ガルーラはハマるのではないかと考えました。

 

そこで提案するのが以下の型です。

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ガルーラ@メガ石  意地っ張り    

肝っ玉→親子愛
207(212)-165(36)-123(20)-94(196)-121(4)-125(36)
捨て身タックル 地震 冷凍ビーム 火炎放射(大文字)

【調整】

H :

 16n-1

A :

 11n
B :

 意地っ張り鉢巻ガブリアスの逆鱗確定耐え

 陽気珠ゲッコウガのけたぐり最高乱数以外耐え

C :

 冷凍ビーム :

  D4振りガブリアス確定1発

  H252振りカバルドン超高乱数2発

  H244振りジャローダ確定2発

 火炎放射(大文字):

  H252振りナットレイ確定2発(高乱数1発)

  H252振りメガハッサム中乱数1発(確定1発)

  H252振りエアームドどちらも確定2発

D :

臆病珠化身ボルトロスの気合玉確定耐え
S :

最速バンギ抜き(メガ進化前準速バンギ抜き+1)

 

範囲を最大限に広げたガルーラです。3色パンチを覚えることから物理一本でもこの技範囲を実現することは可能です。しかし、特殊技を採用することによってガブのサメ肌やナットの鉄のとげ+ゴツメを避け、メガボーマンダランドロスクチートなど威嚇持ちに対しても安定したダメージソースを期待できます。火炎放射と大文字での選択についてですが、不意の文字外しを考慮して火炎放射をお勧めします。一度炎技を見せたら引かれる可能性が高いですし、使用感としても役割破壊としては十分すぎるくらいの削り能力があったので火炎放射で事足りると思います(PTと要相談)。両刀型の恩恵として受けループにも強めに出れます(ヤドランは無理)。

 

Aに努力値をほとんど割けない分、性格補正をかけて最低限の火力を確保しました(親子愛により実質A実数値247から放たれる捨て身タックルの火力は特化メガバシャーモフレアドライブをも凌ぐので十分機能する)。そして残りを耐久にがっつり振れるのでHAガルーラと同程度の耐久を残すことができます。

 

大体の攻撃を一度は耐えるので出し負けることがほとんどないという稀有な存在です。他にも物理型との差別化点として冷凍ビームと火焔放射による追加効果が期待できるという点があります。実際に負け濃厚な試合で冷凍ビームを打ったことで相手を凍らせて勝ちに導いてくれたことが何度かあったので、非接触のノーリスク2回攻撃はズルいとしか言いようがありません(冷凍ビームガルーラの強さがわかる:ブーシャヤンスタパサーさんのブログ→分身サミット総本部:【第1回さいはてオフ使用構築】氷タイプのメガガルーラをご存じでない!?!?【ベスト8】)。

 

これほどまでに万能そうではありますが運用していたうえで不便に感じたところが2点ありました。

 

一つ目は、鈍足気味であるのに猫騙しと不意打ち等の先制技を切っているということです。そのデメリット以上に技範囲のメリットの方が大きく感じましたが、やはり高速ポケモンへの削り性能が奪われたり、鈍足高火力ポケモンへの打猫騙しよる被反撃の防止ができないなど痒いところに手が届かなかった感は否めません。対策として、PTに高速ポケモンないしは先制技持ちのポケモンを多めに入れること、裏にS操作が可能なポケモンを入れることなどが挙げられます。どうしても先制技を入れたいのであれば地震を切ることをオススメします。その際は、バンギやヒードランなどのケアを十分に行いましょう。

 

二つ目は、クレセやポリ2、スイクンにヤドランなどタイプ相性だけでは突破できない数値受けポケモンに手も足も出ないということです。この課題というのはガルーラ全ての型に共通することかもしれませんが、特にこの型の場合は役割集中型の対面構築には組みにくく、自身の積み性能も皆無なため特に顕著です。しかし、それらのポケモンをおびき寄せる選出誘導能力は見せ合いの時点でいかんなく発揮できていたので、裏で耐久型をカモれるポケモンを用意しておくと試合を有利に進めることができます。それに一番の解決策としては数値受けポケモンに対して強く出れる裏選出を用意しておくことです。

 

 

いかかがでしたか。両刀にすることによって刺さる相手、刺さらない相手がメジャーな型とはだいぶ異なるのでもはや違うポケモンとして扱ったほうがいいかもしれません。また、環境メタ型は対策が講じられると一気に使い物にならなくなるので、運用する際はよく環境を知ることが大切です。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます!