みるさく雑記

5世代ポケモンプレーヤー

【単体考察】汎用型祟り目ピン滅びゲンガー【ポケモンORAS】

こんにちは。みるさくです。

 

シーズン10お疲れさまでした。私は構築や調整を考えるだけ考えて、結局、育成と実戦には至らず仕舞いで脳内ポケモンバトルを楽しんでました(笑)。その中で今後も活躍できそうなポケモンについて紹介したいと思います。

 

 

f:id:pureonedodo:20150714145840g:plain

ゲンガー@ゲンガナイト

【特性】浮遊→影踏み

【性格】臆病

【配分】161(204)-x-100-190-115(52)-200(252) ※メガ進化後の数値

【技】祟り目 鬼火 身代わり 滅びの歌

 

 

本来、ピン滅びゲンガーは構築の補完として採用される場合が多いです。しかし、害悪殲滅の理念のもと構築の軸に置きたい場合において、鬼火祟り目による単体性能の向上+滅びによる崩し性能を保持しつつ選出率を底上げする目的で、上記のような型が誕生しました。

 

 

そもそも通常のピン滅びゲンガーの技構成は

[滅びの歌、道連れ、身代わり、シャドーボール]などがポピュラーで

役割としては

・小さくなるピクシーやムラっけオニゴーリなどの所謂害悪ポケモンを運に依存することなく突破すること

・特性を活かしハメて積極的に1:1交換以上を狙っていくこと

・受けループ対策

・バトンパ対策

・強引なサイクルカット

などが挙げられます。

 

今回は、これらの役割を損なわないようにしながらも祟り目を活かした”抜き”の役割を与えました。

 

 

技構成について

・祟り目

 メガゲンガー自身に火力を持たせるという今回のコンセプトのため必須。

 

・鬼火

 祟り目とのコンボ。道連れを抜いた弊害として単体でメガガルーラの相手をすることができませんが、鬼火+裏のゴツメの数値受けポケモンを用意することで疑似的に威嚇撒きのようなことができ、スリップダメージも稼げます。

 

・身代わり

 滅びの歌と併せて単体で相手を詰めることができるので必須。裏で麻痺を撒くことができれば、痺れ待ちをしつつ身代わりを残し、祟り目で処理をしてから後続を滅びで強引に持っていくことも夢ではありません。

 

・滅びの歌

 今回の第2のコンセプトのため必須。吠える持ちには要注意。

 

 

調整について

ゲンガーミラー意識の最速とD振り。H実数値161(4n+1)。

 

よくファイアローの鉢巻ブレバ耐え調整などがありますが、この型では論外。守るや金縛り、道連れがあり、Sがアロー抜き調整でBに努力値を回せるならそれも視野に入りますが、そもそもアローは役割対象外なので、アローを意識した調整をする必要がないというのが持論。よってアローより勝ち筋が太く、個体数も多い対ゲンガー、メガゲンガーを見て1%でも多く打ち勝てる可能性を模索しました。

 

 

対ゲンガー、メガゲンガー

 ※ここではタイマンの殴り合い。共通して相手の性格は臆病。共通して相手のDに努力値の端数が振られていない。相手の技はシャドーボール、こちらの技は補正なし祟り目を打つと仮定する。

 

ⅰ.対CS襷ゲンガー

 被:83.2%~100.6% 乱数1発(6.3%)

 与:111.1%~130.3% 確定1発

襷で耐えられるが次ターンこちら先手確定。

勝率87.8%

 

ⅱ.対HSメガゲンガー

 被:86.9%~104.3% 乱数1発(25%)

 与:73%~87.4% 確定2発

相手が非最速の場合:勝率75%

相手が最速の場合:勝率37.5%

 

ⅲ.対最速CS珠ゲンガー

 被:108%~131% 確定1発

 与:111.1%~130.3% 確定1発

勝率:50%

 

ⅳ.対CSメガゲンガー

 被:104.3%~122.9% 確定1発

 与:90.3%~108.1% 乱数1発(43.8%)

相手が非最速の場合:勝率47.3%

相手が最速の場合:勝率23.7%

 

と、対ゲンガー、メガゲンガー対面では上記のような計算になります。

ちなみに、ゲンガーの持ち物の割合はPGLの2015年7月8日のデータによると、ゲンガナイトが70.7%、気合の襷が19.5%、命の珠が6.3%です。

         f:id:pureonedodo:20150714182011j:plain

 

メガゲンガー努力値配分の分布などはとても予想がつきませんが、とにかくミラー意識の調整によって祟り目の威力65に対してシャドーボールの威力80と、この威力の15の差を物ともせず、ある程度の勝率を保つことに成功しました。しかも、先の計算はあくまで偶発対面におけるもので、重要なのは立ち回りが杜撰でも最低限の勝率が保証されているということです。バトル序盤で先にメガ進化をしたり、祟り目の性質を活かして先に相手を状態異常にしておくなど、立ち回り次第で勝率は跳ね上がります。

 

 

このポケモンの弱点として、先述したように、道連れを抜いたことによって使用率の高いガルーラ、ガブリアスなどに対して安定しません。よってそれらを安定して受けられるポケモン、上から殴れるポケモンをそれぞれ用意しておく必要があります。また、状態異常を撒けるポケモンとも非常に相性がいいです。

 

技を変えるとしたら、鬼火→道連れでしょうか。単体性能が欲しければ鬼火。PT単位でキツイポケモンが出てきたら道連れで無理やり補完するといった形でいいと思います。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

不明な点や計算ミスなどありましたら是非連絡ください。

twitterID:@b7_gm